1章

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中百舌鳥駅の改札前で集合ということで、私は電車を降りて駅構内を歩いていた。案外、人が多く、思っていたよりも駅構内が大きい。 「茉奈ちゃん!」 後ろから軽く肩をたたかれ振り向く。 「秋ちゃん。おはよう」 「おはよう!今日はいよいよ課外学習だね!」 「そうだね」 「あれ?茉奈ちゃん何かテンションいつもより低いね」 「うーん、知っているところというか聞いたことないところだからあまりテンション上がらなくて。調べてもあまり面白い情報出てこなかったし」 「そうなんだ」 「秋ちゃんはいつもよりテンション高いね」 「うん。結構先輩から面白いって聞いたから」 「そっかぁ」 茉奈ちゃんも先輩から同じようなこと聞いたんだ。じゃあ案外本当に面白いのかもな。 改札に切符を通し、周りを見渡すとそれらしき集団を見つけた。 「茉奈ちゃん、私たち以外もう全員集まってるよ。急ごう」 「うん」 小走りで集団へと向かう。 「おはようございます!」 「「おはよう」」 「よし、全員そろったな。早速行くか」 教授が意気揚々と言い、歩き出したのでぞろぞろとついていく。私は隣にいる男子に話しかけた。 「ねぇ」 「ん?」 「教授今日やけにテンション高くない?」 「高いな。俺が着いたの一番だったんだけどその時にはもうすでにあのテンションだったぞ」 「マジで?」     
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