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第〇章 旅立ち
テーテッテレー……♪
ゲームのクリア音が部屋に鳴り響く。
今は午前3時、ほとんどの人々は寝ている時間だ。
そんな中自分の部屋でゲームに取り組み、睡眠さえ全くとっていないこの少年は那波屋 耀(なばや ひかる)
私立奉華高校に通う何の変哲もないただの生徒であった。まぁやってることはひきこもりのやるようなことばかりだが、これでもクラス委員をしているくらいだから大丈夫だろう。
今やっていたゲームは『Continent battle of conflict』と呼ばれる争いの絶えない戦線を生き延びていくというゲームで、彼はゲーム内で組織のリーダーを務めていたくらい実力があった。
・・・・・・そういえば、今日は天気が悪いな。
窓の外では台風か何かの影響かはわからないが、物凄い風や雨が窓を打ちつけている。
・・・・・・そろそろ寝ないとまずいな。
そう思い彼はベッドに倒れ込む。天井を向いてブツブツと何か喋っていた。
そんな時だった。突然視界は物凄い光に包まれて何も見えなくなった。
・・・・・・うわっ、何だッこれはッッ!……
そのまま彼の意識はその光へと飲み込まれていった。
彼が果てしない冒険へと旅立った瞬間だった……。
第〇章 旅立ち(完)
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