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手洗いシンクの前で、立ったまま行為に
及んでいる竜二と絢音 ――。
「はぁ はぁ はぁ ―― あ、あぁ……っ」
「う” ―― っ、そん、なに、締め付けんでも、オレ
は逃げんて……」
「ふふふ ―― やっぱ、溜まってた? あ、そこ
――っ……あぁン……!」
「いい声だねぇ……もったいない、噛むなよ……」
「んっ ―― あ、あの、さ……」
「……んー?」
「ん、ふっ、あぁ……わ、私、も……ダメ……」
「あー? ちょっと、早すぎんじゃね?」
「は? 何言って ―― も、**分 ―― あ、
あぁっ、ソコだめぇ ――っ」
「OK、ココがイイわけね。ホラよ!」
「あ、あぁぁ ―― っっ!!」
「っ ―― んく……っ」
ほとんど一緒に果てた後は、各々自分で後始末。
「―― なぁ、オレら体の相性はめっちゃいいんと
ちゃう?」
「んー……確かにね」
竜二、絢音にキスしようとして寸前でかわされ、
仕方なくその首筋へねっとり唇を這わせる。
「今度はゆ~っくりベッドで楽しみたいなぁ~、
なんて?」
「あいにく今は、ワンナイト・ラブで十分なの」
「もったいない!」
「ふふふ……またね~? めっちゃ溜まりまくってた
お・じ・さ・ん」
と、手慣れた様子で竜二を押しのけ室から
出て行った。
「おじさん、って――オレ、まだ33だぞ……」
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