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ひなの姿を見た侑李は絶句した。
「おばさん、本当の事教えてください。ひなは病気なんですか?」
侑李はひなのお母さんに質問した。
ひなのお母さんは少し悩むような表情をした。
「いいわ。侑李ちゃんは小さい頃からひなと仲良くしてくれたからね。」
"仲良くしてくれた"
その言葉に不安がよぎる。
そして次にひなのお母さんが紡いだ言葉は侑李をどん底へと突き落とす。
「ごめんね、侑李ちゃん。ひな…もう長くないみたいなの。」
次の瞬間、侑李は膝をついた
「そんな…」
外は侑李の今の心を表すかのように雨が降りだしていた。
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