序章

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序章

今宵、私は花嫁となる。 悲しき冥王の、花嫁となる。 ―――誰からも祝福などされずに。 これから私は。 ただ、一人。 深い、深い。 深くて暗い、闇へとその足を進めることになるのだろう。 「―――おいで、我が花嫁」 あぁ。 嗚呼―――
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