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「五月蠅いわ!!!! 昌美なにやってんのさ」
突如乱入してきた人影に、暴れていた女性……藤川昌美はギラついた瞳をその者へ向けた。
「紀三……いたんだ」
「いたんだじゃない! 何この惨事は」
「こんなんどうでもいい! 私の世界が惨事だああああ!!」
ベッドの上で仁王立ちしていた昌美が再び頭を抱えだし絶叫した。
その様子に、鍋島紀三が大きくため息を漏らした。
「なに、また批判書かれたん?」
過去にも同様な事件があったためか、すぐに彼女は事情を察した。そして、自らのスマートフォンを取り出し慣れた手つきで問題のサイト……そして文章を確認しようとする。それは数分もたたない内に見つけられた。
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