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カタカタカタッ…
「おねーちゃん、窓揺れてるよー。」
「洗濯物飛びそうー。」
「うん、飛びそうだねー。」
しかし、万里は早起きなので疲れて寝てる。
その約二時間後…
「おねーちゃん、エダ折れたぁ!」
「大変だよー!」
「うん、大変だね!」
ヤバいと思って、万里をたたき起こす弟達。
「もー…エダが何よー…木が折れたくらいで起こさないでよ。」
「おねーちゃん、そうじゃなくてー。」
「あー、洗濯物落ちたー。」
「どうする?拾う?」
「………ん?洗濯物…?ハッ!」
重要な単語を聞いて、飛び起きる万里。
彼女は慌ててドアを開ける。
ビュウウンッ!
「ギャー!!私のお気に入りの服っ!!」
その後、帰って来た真優によって洗濯物が飛んでくのは免れたが、これからは弟達の言う事にもちゃんと耳を傾けようと思う万里であった。
(完)
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