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ま、まず何をされてしまうのだろうと僕が思っていると、エドワード王子の顔が近づいてきて唇が重なった。
やわらかいその感覚と共に、そういえば魔力を吸われる以外でキスしたことが今まで会っただろうかと思った。
とはいえ、告白をしあったのは戦闘中というのもあり、こうやってお互いが好きと告げてからは“初めて”だ。
でもそのせいかは分からないけれど、このキスはひどく心地よくて、体の芯から熱を帯びる気がする。
そう思っていると唇が放される。
もう少ししていたいと思ってしまった僕だけれど、すぐに耳元にキスを降らされて、そのまま首筋を強く吸われた。
「い、痛い気がする」
「どうせなら俺のものだって跡を残したいから」
「……は! でもそんなことをしたら、明日あったら皆にバレ……」
「良いじゃないか」
「よ、よくない。それに僕の両親にはどう説明……」
「快く了承してくれたぞ」
「ア、アリサ姉ちゃんは?」
「婚約破棄書で妥協してくれた。まあ、倒さなければならない壁ではまだあるようなのだけれどな」
エドワード王子はそう訳のわからないことを言っていたが、僕としては外堀がすべて埋められていたと気付く。
あれ? と僕が思っているとそこでエドワード王子が、
「だがバスローブ姿なのは都合がよかったな。エロいことがしやすいし」
「や、やっぱりやめ……ふぁああっ」
そこで僕は胸の突起をエドワード王子につままれた。
バスローブに手を入れられて直に、である。
ようやく外してもらえた片手で必死に抵抗してみるも、
「ぁああっ、やぁああっ……」
胸の突起を摘ままれて、力が入らない。
しかもすぐにもう片方のバスローブも、別の方の手で脱がされて肩を出すようにされて、
「や、やめっ、舐めないでっ」
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