第8章

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「そ、それじゃ孔雀に襲われたって言うのか?」 結局昼間の醜態を かいつまんで語って聞かせることに。 「よりにもよって僕のヴァージンを!」 シックなサマースーツに黒縁眼鏡の 立派な学者先生が 「いや……そういうわけじゃ……」 「クソ!殺してやる!」 悲しいかな 一気に理性を失い血の気を失くす。 「落ち着けって!」 由莉が止めるのも聞かず 冬馬はキッチンへ。 「どいつだ?どの孔雀だ?」 取って返したその手には包丁が――。
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