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尻尾が激しく揺れている。
和兎はその尻尾を優しく撫でてやれば、口に含んだ怒張が激しく震える。
和兎は尻尾を撫で上げながら舐り回した。
尋の弾んだ声が、荒い息遣いへと変わっていく。
そんな尋の普段見ることのできない蕩けた姿に和兎は激しい欲情を覚え、陰茎の半ばまでを咥えたまま頭を弾ませ、しゃぶり上げた。
「んん……和兎ッ!」
尋は雄叫びを上げ、和兎の頭をかきむしる。
口内で逸物は苦しげに脈打つ。
和兎はすぐに限界が近いのを知った。
(出せ、このまま弾けさせろ!)
和兎は頬をへこませ、強く啜った。
「あっ、あああああああああ……!」
尋の悶絶する声が響くや、口内めがけ熱い血潮が噴き上げた。
初めて口内で感じる尋の精だ。
しかしそれを口にした瞬間、和兎は恍惚とした思いに突き上げられ、気付けばそれをほとんど飲み下していた。
腹の底が燃える。
それはこれまで感じたことが無いほどの甘美。
身体にまとわりつく多幸感に陶然としてしまう。
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