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「ああ!」
さっきとは立場が入れ替わり、声をあげさせられる側になる。
それもさっき、和兎がやったのは尋の見よう見まねだったが、尋は完全に和兎の勘所を掴んでいる。
「ず、ずるいだろ、こんなことぉっ!」
悔しさ一杯で思わず声を上げてしまう。
「ずるいって何が?」
尋は責めながら、純真な視線を向けてくる。
「お前ばっかり、俺の、弱いところを知っていて、だよっ!」
和兎は恥ずかしさ一杯で叫んだ。
「えへへ、和兎が喜んでくれて嬉しいよっ」
嬉々とした尋がますますやる気になって裏筋を刺激し、先端部を舌先でまさぐる。
こみあげる悦美をこらえられるはずもなく、和兎は呆気なく果ててしまう。
尋は噴き上げるマグマを一滴もこぼすことなく嚥下する。
その凄艶な様子を、和兎は半ばぼうっとしながら見つめた。
「これでおあいこだね」
「あぁ……」
股間はびくんびくんと戦慄き、さっきよりも強く脈打つ。
一度出した程度では全然足りない。
「まだ和兎は出し足りないみたいだねっ」
「尋」
「大丈夫。ちゃんと和兎を気持ち良くするから」
和兎は俯せにされると腰を高く持ち上げられた。
「いくよ」
今では馴れ親しんだ尋の重みが腰を押すや、熱い肉塊の感触がぐっと割り開いた。
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