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保健の先生に
「寝不足ダメよ。保健室は寝に来るとこじゃないからね!」
って出された。
夢じゃなきゃ、保健室のベッドでセックスしました。
すみません。
で、愛美ちゃんも教室行ったら居ない。帰ったかな?
私は鞄持って、教室を出た。
上履きから靴に履き替えてたら、なんか声がした。
3年生の下駄箱の方から。
「えー、平林先生としたの?…どう?」
「最高!!めちゃくちゃ気持ちいい!でももう無理みたい。やるだけでいいからまたやりたーい!」
「うわー!いいなー!私も迫ってみるー!1回だけでも気持ちいいセックスしたいもーん」
って、聞こえた。
う、嘘。あれ、したい為の演技かよ?
陸に……どうやって言うの?…さっきの保健室でのセックス、何?
よし!待ち伏せしよ!
しばらく校門に居たら、陸が来た。
「あの……少し、話していい?」
「うん」
陸のマンションになんでか来た。
あの場で話すのは内容聞かれたくないからいいけど、なんか、寂しい。
とりあえず3年生の人は『やり目的』だから気を付けてと話して、そっからが困った。
何言えばいい?「私でしかイカない」ってどういう意味って?
ストレートに「陸が好き」って?
「……わかった、3年の女子には気をつける」
「うん……」
「どした?」
「………な、なんでもない!じゃ、じゃあね!」
と、立ち上がった。やっぱり無理!「私でしかイカない」って意味は?なんて聞いて「やり慣れてるから」とか「セックス慣れてたから」とか言われたら凹む!
しかもバイト抱えてるんだ。
ナンパ……ぐえ。やっぱりナンパなんて最終目的はセックスだよね。
アブノーマルプレイ。……相手から探さないと。
私、こんな状態で「陸が好き」なんか言えないや。
帰ろ。とりあえず、ナンパ探しに行かないと……。
「……陸、ありがとう」
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