8話 その他

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「紗季、何考えてる?…さっきから赤くなったり青くなったり」 「か、顔に出てた?」 「思いきり」 「ははは………ナンパってさ、最終目的、やっぱりセックスかな?」 「そりゃそうだろ。なんで?」 「はは………バイトでナンパされないといけないの。……今日週末だし、行かなきゃ…」 「はあ?なんのバイトなんだよ?」 「き、聞かないで……ご飯たべれないから。洗濯機買いたいし」 「阿呆!!そんなん聞いて帰すか!!1から話せ!!」 「じ、実は………」 陸に内容話した。 「バカ!!やるな!なんでそこまでするんだよ!」 「本当だよね……でも、洗濯機欲しいから、とりあえずナンパされに行かなきゃなの……ご、ごめん」 もう、本当に惨め。 逃げるように陸のマンション飛び出た。 「あ、待て!!」 すみません。待てません。 で、アパートに戻って、わざわざ胸元開いた服にタイトミニのスカートに着替えて、アパート出た。 確か○○駅の広場。…ベンチ。 すぐに声かけられた。チャラいお兄さん。 この人と、するのかな?……って思うとなんかダメ。 「すみません。待ち合わせしてるんです」 しばらくしてまた次の人、けっこうなお年に見える。 「お小遣い、あげるよ?」 ………ナンパ違う。無理! なんだかんだ選り好みしてるかも。もう、2時間くらい居るし。 よし。覚悟しなきゃね!! 次の奴がブサイクだろうがハゲだろうがデブだろうが、次の人で決める! 目、瞑って我慢したらセックスなんか終わるんだ! 処女じゃないし、いい!! 目の前、私に向かって一直線に来る人が……… なんで陸う?! 「暇?…一緒にとりあえずご飯行こ。ちゃんと食べろ」 「あの、ナンパ待ち……」 「ナンパした!『暇?ご飯しない?』誘い文句だ!文句言うな!」 お腹、ぐうぐう鳴ってた。
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