第参章

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「おい奏お前こいつに何吹き込んだ」 「ん?んーなんて言うかとあるシーンが上手くかけなくて真波さんに協力してもらおうかと思って」 「協力だぁ?おい真波お前なに」 奏のことだ、こいつに良からぬことを吹き込んだんだに違いねぇ そう思った俺が真波に真意を問いかけようとしていると真波は勢い立ち上がりこっちに迫ってきた そして一言謝罪すると座っていた俺を押し倒してその上に自ら馬乗りになる 「はっ・・・はァ?!」 「うん、真波さんいいよじゃあそのまま一時停止ね」 奏はイキイキした様子で筆を持ち原稿を書き始めた な、なんだこれでこいつの創作意欲が掻き立てれるとか言うのか? 「いやぁ作中の中でのラブシーンが上手くかけなくてね、どーも俺はこういうことの客観的視点が苦手のようで困ったよ」 困ったと言うこうちの顔は少しも困ってねェ 寧ろニヤニヤしててキモい 「わーったから早く書け」 ん?真波・・・こいつ香水か何かすけてんのか?
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