第肆章

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芦坊副編集長が囁くような小さな声を溢すと、勢いよく襖が開いた 「出来たよ靖友!・・・あれ、なんだろうなこの空気」 「あ?何がだよ」 「ごめん、俺邪魔したかな靖友」 「だから何の話だよ!原稿できたのかよ」 「ん?うん出来たよ」 原稿を完成させたと部屋に飛び込んできた亜宋奏先生は 私達が作り上げたこの妙な空気にたじろぎながらも芦坊副編集長に原稿を手渡す 「何かあったの、真波さん」
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