第2話 薬指のプラチナリング

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別に、ロマンスグレーの君とどうにかなりたいと思っている訳ではない。 でも、また会えると思うと心の奥がちょっとだけ暖かくなるのを感じた。 しばらく和倉さんの余韻に浸っていると、閉館を知らせる蛍の光が館内に流れ出した。
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