逢い引き

3/3
348人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
 薫子は、悠の腕の中から離れようとした。  「だめ」  悠が離れようとした薫子の両腕をぐっと引き寄せ、細いうなじをなぞるように、下から上へとツーッと舌を這わせた。  「ぁあっ、悠っっ……!」  ゾクゾクと震えが走り、目尻に涙が溜まる。  いつもは私が嫌がることは絶対にしない悠が、こんなことするなんて。  「俺以外の男と親しくしてた、罰」
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!