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「あんたまた別れたの~?もう何人目よ」
電話越しに呆れた友人の声が響く。
「仕方ないじゃない、向こうが別れよって言ったんだから」
もう私の口癖みたいなものだ。
ベッドに座って名前も思い出せない付き合った彼との思い出を辿る。
思い出をたどりながら友人と話す。
もう別れた時の定番でもある。
「あんたってホント、なんでそんな無関心でいられるのかなぁ?」
別に無関心なわけじゃないけど、とは返すものの多分無関心なんだろうなぁって思いながら。
「無関心じゃなくても悲しくはないんでしょ?」
なんてそんなことを言ってくるから
「哀しいけど、私より幸せにしてくれる人があの人には現れるよ、きっと」
遠い世界を見るように天井を眺めながら呟く
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