贅肉の繭に包まれて。

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 わたしの歪んだ背骨に薬指を滑らせ、耳馴れない台詞を吐く千明。乱暴にブラを外され、わたしの色艶の悪い乳首が露わになる。  顎に、鎖骨に、?せぎすのあばらに、ピアスの付いた臍に、蝶のタトゥーが入った腰の上に、千明は口付ける。  甘い甘い果実酒を口に含んだ千明の細いベロの先が、わたしの唇をこじ開け、前歯を撫で、ヘンプと甘い果糖の味が混じり合う。それがわたしの躰に注がれ、わたしはそれに酔い、覚束ない手つきで、彼のベルトを外し、だらだらと涎を垂らした口で捕食する。わたしは腹ペコの芋虫なのだから。
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