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「やっば。そろそろ夜ご飯を買いに来る渋いおやじ受けで溢れるから、聖戦で疲れた堕天使もはやく着替えてきて」
「まあ、俺の力が必要ならば、行くしかあるまい」
「包帯は汚いから外してね」
「ふ。この傷は、お前たち庶民には些か見るに堪えないであろう」
「え? R18の傷? なんかエロ?」
「美波さん。グロの場合はR18じゃないんだよ」
「あ、総受のガチムチのくせに乳首がいっつも浮いてる飯田さん来た。オニギリの搬入完了してる?」
「まだだ」
いつもオニギリを買って帰る乳首の飯田の姿に、慌てて準備をする店長。
「っせー」
「やっほー。おにぎりありますよ」
短い言葉で誤魔化しつつ、なんとかおにぎり、パンも終わらせる。
「お、くじか。これはうちの娘が好きなんだよな」
「は? 飯田さん、娘いるの!?」
ノンケなの?と驚く美波とは違い、可愛い顔のがちむちなおじさんは、頭を掻く。
「ははは。美波ちゃんぐらいの子どもがいるんだよ。これ、設置前?」
「明日からできますよー。え、超ショック。飯田さんは結婚してないと思ってた」
「ははは。ありがとう」
「部下二人と先輩みたいなひとと四人で夜な夜なナニされてんのって想像してたのに! あー、ノンケとかない。まじでない」
「ん?」
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