41人が本棚に入れています
本棚に追加
喜々として、青年は激しく達夫を責め立てた。たしかに物理的な圧迫はないが、得体の知れない刺激が尻の先から頭の先へと突き抜けていく。
「はんっ、はんぁ、あ、ま……っ、ぁ、おかし……こんっ、ぁふ、く、うう」
ガツガツと打ちつけられる達夫の陰茎が元気を取り戻し、青年の動きに合わせて揺れながら先走りをまき散らした。
「感じているんですね……ああ、うれしい……僕に抱かれて、気持ちがいいんでしょう」
「や、ちが……んぁあっ、は、ぁああうっ」
「うそはいけませんよ? 自分の体の正直な部分がどうなっているか、わかっているんでしょう。認めたら、もっと気持ちよくなれますから、受け入れてください」
「そんっ、あ……あぁっ」
「さあ、きもちがいいと言ってください」
艶然とほほえまれ、耳朶にあやしくささやかれた達夫の意識が、淫らな悪寒にゾワリと揺れた。
「んぁっ、き、もちい」
「もっと、はっきり」
「はぁ……きもちぃ」
「僕に抱かれて、きもちがいい……と」
どうにでもなれと、淫靡にぼやける意識の奥で達夫は吐き捨てた。
「兄ちゃんに抱かれて……っ、き、きもちいいっ」
言い切った瞬間、恐ろしいほどの悦楽が達夫を呑み込んだ。
「ふはああっ、あっ、すげ……ああっ、んぁ、兄ちゃ……っ、は、ぁあ」
最初のコメントを投稿しよう!