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「シャンク、傷は?」
「かすり傷って言ったじゃないですか。近づいただけで射って来たのには参りましたけど」
「…すまん。本当に悪かった」
「やだなあ、コウさん。さっき散々謝ったのに、まだ謝るんですか」
「いくら謝っても俺は謝り足りんよ…」
やるせなげな溜息をつくコウの正面に回り、シャンクはいたずらっ子めいた目配せをした。
「 ① 」
コウは一瞬言葉に窮したようだった。それから、斜め下に視線を落とす。
「…そんなんじゃないよ」
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