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逆に隣の椅子に座って黙々と食べるおっとりタイプの魁。
男の子にしてはおとなしめだから、少し心配。
双子なのに・・・全くタイプが違う。
「おはよう」
大欠伸をしながら、ピンクのフリフリネグリジェで起きて来たのは哲子さん。
彼女いや彼は桐生邸の使用人兼ボディガードとして同居していた。
「使用人なら使用人らしく、朝食とお弁当作りとか手伝って下さい。哲子さん」
「あら、留奈ちゃん貴方いつから…あたしに指図するようになったの?あたしに命令していいのは捺だけ」
捺は現在、北海道に出張中。
週末まで不在。
「幼稚園に遅れるわよ」
「え、あ…ヤバいっ!!岳、魁行くわよ!!」
私は食べかけのトーストを置いて立ち上がった。
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