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筒井航(15)
中学に入ってから小遣いが貰えるようになり、ほぼ毎日ここに通っている。
航の月の小遣いのほとんどは、コンビニでの買い物に費やしていた。
ガムやパン、スナック菓子など毎日ちょっとしたものを学校帰りに買うようにしている。
毎日あの笑顔を見たくて、寄ってしまう。
ーーー三好純子さん。
フルネームを知ったのは最近の事だった。何度も何度も心の中で名前を呼んだ。
自分のような子供を大人の彼女は相手してくれはしないだろう。
でも幼い頃からずっと好きだった。
この想いをいつか伝えたい。
航の頭は、純子の事でいっぱいだった。
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