三好純子(21)

1/1
前へ
/8ページ
次へ

三好純子(21)

純子は悩んでいた。 アルバイト先の常連客・筒井から、告白されてしまったからだ。 「返事はいいから。どうしても伝えたくて。」 そう言ってはくれたが、誠実に何らかの返事をしたいと純子は思っていた。 こんなに長く自分を想ってくれていたなんて。。。 正直、とても嬉しかった。 でも付き合うには歳が離れている。 「どうしよう。。。」 なんて、迷うフリをした。 答えはとうに決まっていた。 純子は彼から渡された紙に書かれた電話番号に目を通した。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加