第一章:美しい転入生
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目が合った彼の顔をはっきりと確認して、やはり、自分は今まで彼に会ったことはないと確信した。なぜなら、彼の顔はこれまで英明が見た男性の中で、一番といっていいほど美しかったからだ。こんな美しい顏を忘れるはずがない。 ぱちりと目が合ったまま、英明はその視線から目を逸らすことができなかった。そして彼は英明に向かってにっこりと微笑み、驚いた英明は思わず立ち止まる。全世界の時計が止まったかと思った瞬間だった。
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