完璧男子に類なし again

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初々しい反応に苦笑しながら、俺は瀬戸の右耳を舐っていく。 舐めて、吸って、甘く噛んで。 気がつくと、落ち着いていた瀬戸の呼吸が再び荒くなっていた。 「ん、んん、っ、んぁ・・・」 「・・・はは、俺だけじゃないんだな。お前も耳・・・感じるんだな」 「う、ん、感じ・・・るっ、すご・・・気持ち、いい・・・っ」 「・・・ああもう、我慢できねぇ。悪い、瀬戸」 「・・・え?」 力の抜けた、瀬戸の身体を抱え上げる。 「足、開け」 「・・・う、うん」 瀬戸を壁に押し付けるように、 下から一気に、突き上げた。 「はあああっ」 「う・・・ぁ」 何度もしたのに、 足りないと言わんばかりに、瀬戸の中は締め上げてくる。 入ったときから・・・優しく、受け入れるように。 すごく、興奮する。 「あ、あああっ、橘・・・」 「・・・瀬戸」 「や、だ、ため、で・・・る、うっ!」 「え――」 切羽詰った瀬戸の声。 と同時に、腹に触れているものから液が飛び散った。 何度も吐き出し、俺たちの腹を濡らす。 「・・・あ、はあ・・・ご、ごめん」 身体を震わせながら、かすれた声で謝る瀬戸。 「別にいいけど・・・早くないか?」 「ん、だって、風呂に入る前から・・・俺」 「・・・そうか」     
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