完璧男子に類なし again

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タクシーに10分ほど乗って、 瀬戸の家へと辿り着く。 ドアを閉め、鍵をかけると同時に、 俺たちは抱き合っていた。 もう、待てなかった。 瀬戸の唇を、乱暴に奪う。 「ん、んぁ、橘・・・」 キスをしながら、瀬戸の衣服に手をかけていく。 コートのボタンを外し・・・ 「あ・・・」 手が、止まる。 こいつが今巻いているマフラーは、 あのときの・・・ 「やっと気づいた?このオレンジのマフラーに」 「・・・悪い、全然、見てなかった」 「だと思った」 瀬戸はそのマフラーを外し、 ゆっくりと、大切そうに床に置く。 「これ以外は、めちゃめちゃにしていいから・・・俺のことも」 「・・・・・・瀬戸!」 再びコートに手をかけ、乱暴に脱がす。 「た、橘ぁ・・・んっ」 瀬戸が俺の唇を舐める。 そのまま、口を開いて受け入れた。 舌を絡めあったまま、 お互いの衣服を脱がしていく。 俺たちはもう、抑えられなかった。 さっき瀬戸にしゃぶられた指を、 ゆっくりと中に挿入した。 「んっ、は・・・んんっ!」 固い。狭い。 だけど、抜きたくない。 それは瀬戸も同じらしく、 唇を離さずに、俺の行為を受け入れてくれた。 「んは、たちばな・・・ぁ」 「ん?」 「もう、いいから・・・い、入れて」     
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