77人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
「ですから、薬を飲んでいただいたんですよ。堀江先生には」
「・・・くすり?」
「そう、俗に言う媚薬ってやつです」
藤原先生は・・・いや、藤原はベッドの縁に腰をかけ、
微笑みながら俺を見回す。
「あなたが私に・・・媚薬を」
「ええ。だからほら、ここも乳首も、ピンと立ってる」
「・・・当然です。そのようなものを飲めば」
ここで動揺しては、相手のペースになってしまう。
冷静に言ってのけたが、藤原はそれが気に入らなかったようだ。
笑みを消して、俺を睨む。
「・・・怖がらないんですね」
「ええ。怖がったところで、飲んでしまったものは仕方がありませんから。効果が切れるのを待つだけです」
「そうですか。でも・・・」
藤原が、わき腹を指でなぞる。
それだけで、心音が激しくなった。
「・・・ん、ぅっ」
「切れるまで俺が、待つと思いますか?」
いつも学校で見せる表情とは違う。
もちろん、声も。
これが藤原の、本当の姿なのだろうか。
「薬が消えるまでに何回イけるかな。あはは」
「・・・・・・は?」
「堀江先生」
藤原が上の方まで迫り、
手で俺の顎に触れて、自分の方を向かせた。
「今から先生のこと、いっぱい・・・・・・抱いてあげますから」
最初のコメントを投稿しよう!