見せろ! 誠意! 謝罪戦士ゴメンナー

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 ちゃーん♪ ぱらぱ~♪ ぱっぱらぱらぱぱぱらぱぱぱらー♪ ぱららー♪ だだーん♪ ちゃちゃらーちゃちゃちゃーん♪ たらたーん♪ たたらーん♪  突然、店内のBGMをかき消すほどの大音量がした。流れるトンチキなメロディ。すると、トイレから全身スカイブルータイツに身を包んだ一人の男が出てきた。今にも壊れそうなラジカセを肩に担ぎ、おぼつかない足どりでこちらにやってくる。さらに胸のあたりに大きな字で『めんご』と書かれていた。 「な、なんじゃー、おまえは!?」  老人もさすがに狼狽した。無理もない。見た目は完全に変態の域に達している。こんなのがいきなり現れたらだれだってビビる。 「ごめんなさい」  男は急に腰を九十度に曲げ、ラジカセに負けぬほどの声をとどろかせた。 「あ、あの、お客さま! 他のお客さまのご迷惑になりますのでラジカセをとめてもらってもよろしいでしょうか!」  耳をつんざく勢いの音量である。両耳を塞ぎながら青年は思わず叫んだ。 「よくぞ言ってくれた。実は俺もうるさいと思っていたところだ」
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