愛しています

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そこに愛なんてものはなく、結局直ぐに別れた。 それでも、泣くでも怒るでもない彼女の態度が腹立だしく、夜の街を渡り歩いては言い寄る女と一夜を共に過ごした。 少しは嫉妬してくれるかと、女の存在を匂わせても態度は変わらず。 男の胸には、ただ空しさだけが広がっていった。
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