愛しています

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脇を彼女の横たわった彼女が通る。 「冴子!」 「お静かに。まだ眠っています。今夜は集中治療室で見守りますから大丈夫ですよ」 「出来ればもう少し傍に……」 すがる言葉に、看護師が静かに諭すように言う。 「目覚めるのは夜半です。今夜はご主人も体を休めた方が……」 「こいつの好きにさせてもらえるかい?」 看護師へと後ろから悪友が声を掛ける。
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