コンビニ夜話

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  ◇  コンビニ駐車場の片隅。  そこが彼の定位置らしい。  まだ小学生にも満たないだろうその男の子。  ここ数日、俺はその子の事をずっと気に掛けていた。  そこは、俺の家から一番近い、行きつけのコンビニ。  会社の行き帰り、毎日必ず立ち寄るので、店員ともほぼ顔見知りだ。  俺みたいに、ただ寝る為だけに家へ帰っているような輩には、コンビニの二十四時間営業というのは本当に有り難い。  実家の持ち家に住んでいるが、両親はすでに亡く、他に家族も居ない。  広く静かな家にただ一人いるのは、正直気が滅入るだけだった。
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