第1章

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名前も住所も電話番号もない少女との共同生活が始まった。 (∂∬=3=)ノシ(し(=△=。) 「私の名前は石原さとみ」 「お前の名前は山田花子やろ」 ウチの両親は細々と飲食店を営むが、その収入だけでは家計が苦しいので僕たちは深夜、閉店後の映画館の掃除のバイトをしている。 (し(。=)>。。。。。。(=(ぇ)=。) 閉店後の映画館の床に落ちているポップコーン、 「お前も喰え」 「腹を壊すと不可ないから」 「モグモグ、映画館の床は綺麗になるし、無駄に廃棄される食べ物は減るし、一石二鳥じゃないか」 (。=(ぇ)=)゚○なるほどそれは理に叶っている、適応から落ちた者は上昇する他ない事は自明の理、 しかし、恥ずかしいし、プライドが邪魔をする。 (∂∬=3=)ノシ(゚(ぇ)゚。) 「アヒルはシアターの掃除を終えてトイレ掃除してるぞ、もっと頑張って掃除しろ熊」 「あら、山田花子さん、手伝いに来てくれたの?」
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