239人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
放課後。待たせていた彼を教室まで迎えに行った時に、偶然聞いてしまった彼の友達との会話。
それは、ずっと憧れていた一つ年上の彼に、告白されて付き合うようになって、幸せ絶頂だと思っていたわたしを突き落とすには十分だった。
――イメージと全然違った。てか、処女だったのにも、ビックリ。
そんなわたしに追い打ちを掛けるように、残酷な言葉が聞こえて、彼の友達の大きな笑い声がわたしのいる廊下にまで響いた。
重いって、何?
あなたのわたしのイメージって、どんなの?
なんで友達に、そんなこと話すの?
わたしのこと、好きじゃなかったの?
最初のコメントを投稿しよう!