scene.2

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「どーでもよくない癖に。眉間のシワ、すごいよ?」  笑いながら言った詩穂は、眉間をトントンと指で叩く。  思わず眉間を手の甲で擦ると、詩穂がふふっと笑う。 「高瀬さんの前でも、そんな感じでいたらいいのに」 「……そんな感じって?」 「感情出して可愛くしたらいーのに、ってこと。 どうせ美亜のことだから、つーんってしてるんでしょ?」 「…………」  なんでわかるかな……。  図星を付かれて、顔が赤くなっていくのを感じた。  それに気付かれたくなくて、急いでペットボトルに口を付けると、反対の手で持っていたキャップが床に転がった。
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