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異世界とコンビニ
三杉千影は、退魔道具を出して、スカートのポケットやら体に、道具を付けていった。
海外の戦争映画のタフガイの様に、ベルトの様な者を巻いて、映画のような弾薬の代わりに
小瓶が付いていた。
千影の足下にが、パンダの形のテディベアの縫いぐるみが置いてあったが、千景がそれを抱くと
目をぱちくりさせ、手足をバタバタさせ、まるで、アニメーションの様に動き始めた。
「力士・・・いくよ・・・」
力士と呼ばれた、パンダの縫いぐるみは、宙を舞い始めた。
高梨は、目を何度も、擦りながら千影と力士を見た。
古典的だが、手の甲を抓りながら、現実である事を理解した。
事務室の扉を開けると、店内から、強風が流れ込んできた。
事務室の扉から見えた店内は、レジや棚や冷蔵庫という備品はそのままに
まるで臓器の中に居るような、赤茶色をした筋肉繊維の様な世界が広がっていた。
「コンビニ・・・・がぁ・・・・・!!」
「この時間帯に、この店舗は異世界になるのよ・・・・それはコンビニというものが
誕生してから・・・しかた無い事・・・・」
「千影・・・かなりの障気溜まりがあるよ・・・気をつけて!!」
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