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先程までパンダの縫いぐるみだった、力士が、甲高い声で叫んだ。
力士・・・声高いんだと変な納得をする。
店内方向から、閃光や爆音が聞こえる。
高梨は、腰が抜けてその場に倒れ込みながらも、状況を把握したく、気力を
出しながら店内に向かう。
高梨が、ようやく事務所の扉に着くと、異世界と化した店内の空中に、多数浮いている影を見た。
それが、素早い早さで千影に襲いかかる、千影は長い黒髪をはためかしながら、光の刃を持った
日本刀で、黒い影を切っている。
「早く!成仏しなさい!!」
千影はベルトの小瓶を取り、口元でキスをすると、その小瓶を影に投げると、影が閃光で消えた、その閃光で影の姿が見えた。
それは、コンビニで今まで売られて、商品替えになった様々な商品に悪魔の様なオーラが着いたものだった。
「ロココが出した、が売れずに撤退したホワイトクッキーや、森里のチョコバー・・・江戸菓子が作った、コーロ・・・・どれも美味しかったのに・・・・」
2体のお菓子の魔物と戦っている千影の背後に、青城のアイスバーの魔物が現れた。
「三杉さん!!後ろに青城のアイスバー!!」
その声を聞き、後方のアイスバーに小瓶を投げつけ、千影が叫んだ。
「早く、事務室に戻りなさい!そこは結界を施してあるから・・・」
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