綺麗に死ぬには……

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「でさ、それで告白したんだ。恋人になって欲しいって、すごく思ったんだ。  でも、ふられちゃったけどね、でも良いんだ、僕をふっても、有里香ちゃんが僕の理想だと言う事は変わらない、それで良いんだ。僕は君をずっと好きでいれば、多分それで良いんだよ」 (太一、私……死のうとしてるのよ、後ろを向いてばかりなのよ) 「太一君、どうせいつか死ぬんだから、後ろばかりを見ていられないよ」
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