01-天才イズムちゃん

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 深々と抉られた大地の奥。幼女は埋まっている老人を見下ろす。  触ってみようとしたが、腕が短くてできない。  せめて覗こうとするも、幼女の脳内で大好きな母親が「落ちちゃうわよ」と呆れたように注意した。 「(イズムえらいこだもん、やめゆ)」  老人をよそに、てくてく歩いていく。
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