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それは、言葉に表せないような、熱く激しい愛の時間だった。
悠ちゃんの熱なのか私の熱なのか、
もうそれすらわからない。
部屋の中に響く吐息。
はぎとるように脱ぎ捨てた衣服の数々。
どちらかボタンを外したのかすらもわからない。
ただそこにあるのは「触れたい――」という強い感情だけ。
部屋に響く喘ぎ声。
私は、悠ちゃんと一つになる喜びに震え泣く。
私の中から恥ずかしさという羞恥心は消えてしまった。
ただ、ただ悠ちゃんの身体に必死にしがみつき、もう二度と離れまいと指を絡めあう。
「理子、愛してる――」
耳に届いたその言葉に、零れ落ちた涙は幸せの証。
「好き――」
声になったのかすらわからないその声。
目を閉じていたけれど、悠ちゃんが笑ったような気がした――。
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