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悠side
隣でスヤスヤと眠る理子を見て、俺は自分自身に苦笑い。
もっといろいろ会えなかった時間の事、先日の嵐のような親達のもめ事の話など、理子とちゃんと話をしようと思っていたのに――、
あぁ――、
やってしまった。飛んで行ってしまった俺の理性。
あっという間に触れたら最後。
いろいろとすっ飛ばしてしまった。
一緒に食事もしようと本当は思っていたのに、結局食べてない。
理子は完全におやすみなさい状態。
まぁ、それは俺が悪いんだけど。
それにしても、気持ちよさそうに寝ている。
無意識に俺に擦り寄るその仕草は、まるで子猫のよう。
そっと額にかかる乱れた髪をよけてやれば、俺の胸の中へとさらに擦り寄り、すっぽりと納まった。
起きてるのか?
顔を覗き込むも、やはり寝ているようだ。
クスリと笑い、俺は理子を自分の方へとさらに引き寄せた。
これからずっと一緒にいられる。
嬉しいな……。
この幸せを大事にしようと、俺は強く思った。
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