第1章ゆりとハル

10/37
前へ
/45ページ
次へ
時間が経過しやがて夕方になる 百合 見て見て ハル お空綺麗~ ハル ほんとだ~ お空真っ赤だね 空はいつの間にか赤くなっていた 風もほのかに吹き、空気も澄んだ感じだ 辺りも静かだった 百合 ね~ね~ハル あのね~ 百合は、もぞもぞと何かを言いたそうだった ハル な~に 百合 うんとね もしね、私が何か助けて欲しかったら 直ぐに来てくれる? ハル ?何か困ってるの?大丈夫? 百合 も~そうじゃないの ちょっとハルの理解してくれない感に苛立っていた 百合 これから先のお話~ ハル な~んだ あたり前だよ。何処にいたって飛んで行くよ 百合は、ニコニコしていた 百合 それとなもう一つあるんだけど~ ハル まだあるの? 百合 うん。 え~と まだなんだけどいつか、一つだけ私のお願い叶えてくれる? ハル なんか怖いけど、百合ならいいよ でも一つだけだよ 百合は笑顔でいっぱいだった 友達、愛、恋 子供ではそんな難しい感情を持って 話しなどしないが、少なくても、二人は お互いの存在の大事さを 肌で感じていた そして、ハル、百合は子供ながら、お互いに対する思いを 伝えたのである いつまでもそばにいて欲しい……と………
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加