1人が本棚に入れています
本棚に追加
時間が経過しやがて夕方になる
百合
見て見て
ハル
お空綺麗~
ハル
ほんとだ~
お空真っ赤だね
空はいつの間にか赤くなっていた
風もほのかに吹き、空気も澄んだ感じだ
辺りも静かだった
百合
ね~ね~ハル
あのね~
百合は、もぞもぞと何かを言いたそうだった
ハル
な~に
百合
うんとね
もしね、私が何か助けて欲しかったら
直ぐに来てくれる?
ハル
?何か困ってるの?大丈夫?
百合
も~そうじゃないの
ちょっとハルの理解してくれない感に苛立っていた
百合
これから先のお話~
ハル
な~んだ
あたり前だよ。何処にいたって飛んで行くよ
百合は、ニコニコしていた
百合
それとなもう一つあるんだけど~
ハル
まだあるの?
百合
うん。
え~と
まだなんだけどいつか、一つだけ私のお願い叶えてくれる?
ハル
なんか怖いけど、百合ならいいよ
でも一つだけだよ
百合は笑顔でいっぱいだった
友達、愛、恋
子供ではそんな難しい感情を持って
話しなどしないが、少なくても、二人は
お互いの存在の大事さを
肌で感じていた
そして、ハル、百合は子供ながら、お互いに対する思いを
伝えたのである
いつまでもそばにいて欲しい……と………
最初のコメントを投稿しよう!