第1章ゆりとハル

22/37
前へ
/45ページ
次へ
だんだんと、ハルの顔が、百合に近づく ハル ごめん、近くによらないと上手くはめれないから・・・ 百合 ん~ん大丈夫だよ 百合との距離が数センチしかなく、ハルは緊張していた 百合のかすかな、といきで更にドキドキしていた そして百合も、平然とよそおっていたが、ハルの顔をまともに見れていなかった 若干時間がかかったが、ハルはなんとかネックレスをはめる事に成功した ハル ふ~ なんかね~ 百合 よくできました ありがとうねハル ハル う、うん。正直顔近かったから緊張しちゃた ハルは、安心感で、つい本音がでてしまった 百合 それ、私も同じだったよ 昔は良く、おでことおでこくっけて遊んでいたりしてたのにね な~んか時間たつと照れちゃうね ハル ま~たしかに その薄赤色は、夕焼けをイメージして選んできたんだ でね、ネックレス裏側にも、飾りがはめれる様になってるんだ~ 百合はネックレスの裏を見た そこには同じメーカーなら、追加で付け足す事が出来るようになっていた 百合 うん。なんとなく分かっていたんだ~ 私たちの思い出だもんね ハル うん お誕生日おめでとう 百合 一番の宝物にするね ありがとうハル 二人は  二人だけしか知らない場所で 思い出の夕焼けの中で 百合の誕生日を祝った 生まれた環境、階級のなど 二人には関係なかったのだ
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加