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だんだんと、ハルの顔が、百合に近づく
ハル
ごめん、近くによらないと上手くはめれないから・・・
百合
ん~ん大丈夫だよ
百合との距離が数センチしかなく、ハルは緊張していた
百合のかすかな、といきで更にドキドキしていた
そして百合も、平然とよそおっていたが、ハルの顔をまともに見れていなかった
若干時間がかかったが、ハルはなんとかネックレスをはめる事に成功した
ハル
ふ~
なんかね~
百合
よくできました
ありがとうねハル
ハル
う、うん。正直顔近かったから緊張しちゃた
ハルは、安心感で、つい本音がでてしまった
百合
それ、私も同じだったよ
昔は良く、おでことおでこくっけて遊んでいたりしてたのにね
な~んか時間たつと照れちゃうね
ハル
ま~たしかに
その薄赤色は、夕焼けをイメージして選んできたんだ
でね、ネックレス裏側にも、飾りがはめれる様になってるんだ~
百合はネックレスの裏を見た
そこには同じメーカーなら、追加で付け足す事が出来るようになっていた
百合
うん。なんとなく分かっていたんだ~
私たちの思い出だもんね
ハル
うん
お誕生日おめでとう
百合
一番の宝物にするね
ありがとうハル
二人は
二人だけしか知らない場所で
思い出の夕焼けの中で
百合の誕生日を祝った
生まれた環境、階級のなど
二人には関係なかったのだ
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