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同じく、小学4年12月
事件が起こった
ハルと百合は、以前と変わらず、登下校は一緒だった
二人の時間はそれ位しかなかったのだ
二人にとって大事な時間だった
12月4日
行き帰りには、一か所だけ、人影がすくない道がある
カーブになっている坂道、左右は林になっており、車も、人もめったに通らない
途中にお寺は一軒あるだけ
まだ、百合が1年の時一人でここを、通る事になった日がある
その時の気味の悪さが、百合の心に残っていた
なので、一緒に帰る楽しみだけではなく、百合にとって
ハルの存在は安心感があった
お寺の手前に来た二人
二人は、楽しそうに会話しながら下校していた
そんな二人に、車が接近してきて、寺のじゃりの駐車場に車を止めた
中から一人の男が、出てきた
全身黒の服。帽子も黒。薄いサングラスをして、早々と車から降り
男は、二人に接近してきた
そして、男はいきなり
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