第1章ゆりとハル

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主人の服、手にはハルの血が染み込み その手の震えが止まらなかった しばらくすると、サイレンと音が聞こえ始めた その音はだんだんと、主人とハルに近づき サイレンが止まったと同時に、隊員そして パトカーからは警察官が向かってきた 手が震えなが主人は説明する 主人 なんとか出血を止める努力はしてるが、うまくいかない この子に、何度も声をかけても反応しません 私は私は何も出来ませんでした まさかこんな事が自分の人生に出くわすなんて 思いもよらなかった そして、主人は無知な自分に情けなさを感じていた 隊員 大丈夫です こんな状況では無理もありません 応急処置をするのとしないのとでは 全然違うんです ありがとうございます 主人 ごめんね 最後ハルに謝っていた 主人は救急隊員と直ぐに入れ替わり 救急隊員は直ぐに、ハルを救急車に運んだ 警察官 ご近所の方ですね? 詳しくお話しを聞きたいのでご協力下さい それと現場では検証の為応援を呼びました そちらの班と一度合流後に、署の方にご同行お願いします
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