レベルアップ

3/6
前へ
/6ページ
次へ
そしてコンビニの扉の前に立つ。 ん?アレ?このコンビニ自動ドアじゃないのか? 扉の前に立ってもピクリとも動かない じゃあ開くタイプかな?と 今度は押してみる。 ん?開かない… じゃあ引くのか?と端に手をかけ引いてみるが…やはりピクリとも動かない。 えぇえ?どゆこと? じゃあ横にガラガラっと開けるタイプなのか? だが。 何度も自分の体重をかけて開けようとしても開かない。 な、何故?どうやって入るんだよ…ここ… 『オジサン、邪魔。』 いかにもこ憎たらしいガキが 後ろから俺に言ってきた。 『あ、ゴメン』 俺が身体を横に避けると ガキが『うんしょっ!』と 下から扉を上に上げて入っていった。 はぁ?!マジか?初めて見たぞ… こんな扉のコンビニ…って 悠長にしてる場合ではない。 俺も慌てて扉の下に手を添えると 思いっきり上に上げてみた 思いの外軽く上がり 俺はすんなりと中に入っていけた。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加