ストップ、ザ、孤独

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 僕は彼女を見送りつつ、届かない音量で囁いた。 「……コンビニの店員に救われた人間が、少なくとも一人はいるってこと、僕は知ってるよ……」  その店員が今日久しく懐かしい姿になったことも。  スタッフも、きみすらも、知らないだろうけどね。  知っているのは、僕だけだ。  友人が最寄りに着いたとDMを寄越したので、僕も足早に駅に向かった。 【 了 】
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