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POS No.1 12:01:54
色白メガネマンに対し「お待たせ致しました」と言ってスタート
色白メガネマンは待たされることに対してわりと寛容な雰囲気だったのはありがたい
ウーロン茶とネギ塩炒飯をスキャンする
お会計を言おうとしたその瞬間
「あ、チケットの発券お願いします」
何～？この昼のピーク時にチケット発券だと？
いや別に悪いことではないのだが、この客が結構並んでるタイミングでくるのかよ
いやまあ悪くはないけど
と心の中で思いつつポーカーフェイスを崩さない俺
「かしこまりました。予約番号はお持ちでしょうか？」
チケット発券が厄介な点は、予約のシステムを客側がよく分かってないことがたびたびある点だ
だいたいはネットで予約したチケットをコンビニで発券し、コンビニで会計するケースが多いのだが
ネットで予約した際の予約番号を控えてなかったり、何の番号が必要なのかよく分かってなかったり、そもそもネットで予約していなかったり等々
様々なパターンがあるので、もし客側がシステムをよく理解していない場合、会計に時間がかかる
これは避けたい
この昼のピーク時何とかスムーズに行きたい
色白メガネマンは「ああそうか」とつぶやき自分のポケットからスマホを取り出す
そして何やらスマホ画面をいじって予約番号を探している
マイペースだ！この男、マイペース！
結構後ろに客が並んでるにも関わらずゆっくり番号を探してる！
そうだ、待たされることに平気なタイプは人を待たすことも気にしない！
内心、おいおい予約番号くらいレジに並ぶ際に準備しとけよ！と思ったが
それを口には出さない
レジに手を置きながら色白メガネマンがいち早く予約番号を見つけてくれることを願う
ここまでで19秒
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