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来た!色白メガネマン、無言でスマホ画面を見せてきた!
スマホ画面割れてるじゃねーか!見ずらいわ!と
心の中でツッコミつつ
13桁の番号を素早く打ち込む
彼がシステムを理解してくれていたのが救いだ
予約番号を店員に見せるということを理解していない客もいるからな
「番号ありがとうございます。こちらの金額でよろしければ画面のOKボタンにタッチして下さい」
客側のPOS画面にチケット料金が表示されるので、金額の下のOKボタンを押してもらう
「すべて合わせて合計4728円です、ポイントカードはお持ちでしょうか?」
首を横に振ったのを確認し、5千円札出してきたことを確認
「5千円ちょうどでよろしいでしょうか?」
よし頷いた
「272円のお返しです、チケットをお持ちしますので少々お待ち下さいませ」
釣銭を返した次の瞬間に振り向いて、レジ内の奥スペースにあるチケット発券機からチケットを取り出す
これが2番レジにいるメイのところに来なくてよかった
メイはまだチケット発券はやったことがないはずだからな
メイは現時点では順調に客をさばいているように見える
「こちらのチケットでお間違いないでしょうか?お間違いなければレシートのこちらにサインをお願い致します」
ここもスムーズにサインしてくれた
チケット発券としては結構スムーズなパターンだ
俺は内心ほっとした
ここまでで51秒
しかし安心している暇はない
チケットと弁当とペットボトルを色白メガネマンに渡し、「ありがとうございました」と言った瞬間
メイが困った表情でこちらのレジにやってきた
何?トラブル発生か?このピーク時に?
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